第742回 広商・二金会の開催
第742回広商二金会は去る11月8日梅田阪急グランドビルの白楽天において28名の参加で行われた。急遽司会進行を任された大利裕二(72期)さんの司会で始まった。村木眞志(57)二金会会長の挨拶のあと初参加の川崎康男(65)さんと、藤井幹正(65)さんを紹介し、来賓の近畿広島県人会広報委員長の藤本輝夫氏を紹介した後、今回の特別企画である「蕎麦打ちの実演」に入った。梶谷清(64)二金会幹事長によるものである。蕎麦打ち4段の腕前で日本でも有数の蕎麦打ち名人である。優しく解説しながらしなる指先の実演に一同感嘆。二八の粉が丁寧にこねられ、丸棒でやがて薄く延ばされた生地を独特の形の包丁で細く手早く切っていく。一連の動作が流れるようで無駄がない。善積文枝(68)さんや田島祐子(79)さんが飛び入りで包丁を使って蕎麦を切って貰ったが、普段の主婦の作業とは勝手が違うようで、相当肩に力が入っていた。事前に準備したものと実演で作った蕎麦を、参加者全員に土産で持ち帰っていただいた。梶谷名人お疲れさまでしたと一堂感謝の拍手。
11月は二金会の規定により長寿の祝いの季節。鍋島義明(50)さんには傘寿のお祝いとして、また大原一之(60)さんと橋本康夫(60)さんには古稀のお祝いとしてそれぞれ記念品が贈呈された。これからも元気で何時までも二金会に出席して欲しいとの思いで参加者全員が暖かい拍手を送った。
会員の近況報告。桑本晃(64)さんは、毎日ゴルフの素振りを300回実践して体を鍛えているお陰で、10年前のスコアに戻ったとの話。その努力には頭が下がります。檜 裕(64)さんの富士登山の話では、今年7月に町内会の催しで富士山に登る企画で参加した。折からの台風による悪天候のため悪戦苦闘したが、結局頂上を目前にして登頂を断念。そこで悟ったことは「富士山は登るものではなく、遠くから見るものだ」。藤野守(46)先輩は何時も軽妙な一句で雰囲気を表現される。「往年の広商健児が集りて 酒酌み交わす秋のひと時」。
増田智博(87)さんの元気溌剌とした音頭で校歌斉唱を高らかに歌った後、次回3月14日の再会を約して散会した。(記事・村木眞志)